血液
メタボ検診で血圧を検査するのは、生活習慣病のひとつとして数えられている高血圧の診断を行うためです。
高血圧は動脈硬化を引き起こし、それが脳卒中、閉塞性動脈硬化、虚血性心疾患、心不全、腎障害などの合併症を引き起こす大変危険な状態なので、これを予防するという事は非常に大事です。
ただ、メタボ検診で行う血圧の測定の目的はそれだけではありません。
血圧はあらゆる病気のシグナルであり、生活の乱れを表す指標です。
つまり、血圧によって、その人間の生活習慣が見えてきます。
メタボリックシンドロームや生活習慣病といった、非常に危険な病気を回避する上でも重要な検査ですが、そこまで至らなくても、生活習慣を改める必要がある人への警告を促します。
近年では、血圧は、薬局や公共機関などで簡単に測ることができますが、
どの程度の数字だったら深刻なのか、どれくらいだったら大丈夫なのかというのは、ある程度個人差もあり、専門家でないとわかりにくいです。
そういう意味では、メタボ検診で血圧を測れるのはプラスになると思われます。
メタボ検診による血圧測定では、上が130、下が85mmHg以上の場合は指導の対象です。
血圧のコントロールはこのような機会に専門家から指導を仰ぎ、体質と生活習慣の改善を行うきっかけを作れるので、非常に意義のあることです。
血糖値
メタボ検診では、血糖値も検査します。
血糖値とは、血液内のグルコース、つまりブドウ糖の濃度の事です。
これが何を表すかというと、体内に適切な量の糖分が摂取されているか、そしてその糖分がしっかりとコントロールされているかという部分を図る上で非常に重要な値です。
血糖値は上昇すると膵臓から分泌されるインスリンによって制御され、調整されるのですが、このインスリンの分泌量が少ない、若しくは十分な働きができないといった場合に、高血糖の状態が慢性的に継続し、糖尿病になります。
よって、血糖値は糖尿病を検査する上で重要な数値なのです。
ただ、この血糖値は比較的変動しやすい数値で、食後にはかなり高くなりますし、発熱や過度の痛みを発祥している場合、過度のストレスを感じている時にも大きく上昇する場合があります。
この事から、メタボ検診の際には、直前に食事を取らないことです。
メタボ検診による血糖値の基準値は110mg/dlで、これを上回っている場合は指導の対象です。
血糖値が高いからと言って必ずしもそれが糖尿病などの前兆ではないので、落ちついて指導を受けましょう。
専門家はそういった背景をしっかり把握しているので、まず貴方の状態から問診します。
それに見栄などを張らず正直に答えれば、間違いなく正確な診断をして貰えます。